
介護認定調査員が困る!困りごとを正しく伝えるためのポイント
介護認定調査は、介護保険サービスを利用するために必要な要介護度を判定する、とても大切な調査です。しかし、調査員も人間ですから、調査中に困ってしまうこともあります。そこで今回は、介護認定調査員が実際に困っていることと、調査を受ける方が困りごとを正しく伝えるためのポイントをまとめました。
介護認定調査の目的
介護認定調査の目的は、調査を受ける方がどれくらいの介護を必要としているかを把握することです。病気の状態だけでなく、日常生活の困りごとや、介助する方の状況なども含めて、総合的に判断します。
調査員が困ること
- 情報が十分に得られない
- 調査では、ご本人からの聞き取りが基本です。しかし、ご本人がうまく答えられなかったり、遠慮してしまったりして、必要な情報が得られないことがあります。
- 結構多い事例として、調査と全然関係ない事を本人が話し続けることです。過去のご自身のご経験や価値観などを訴えられ続けてもこちらとしても対応に困ってしまします。例えば戦争で大変な思いをした。苦労をしたけれども本当に家族に恵まれて感謝している。いつも感謝しかない本当い有難うと伝えたい。。。と切々と訴えられ続けても質問が前に進みにくく難しい。。。
- 調査に立ちあってもらった家族も同様に感情的な訴えをされても、、例えば困っているという状況は調査員にとっては一回聞けば十分なのですが本当に困っていると何度も同じ話を家族からされても話が進まなく困り、別の調査に進めない事があります。
- またご家族が同席される場合でも、ご本人の状況を十分に把握されていないと、正確な情報が得られません。例えば、本人が日頃食事をとっているかどうかわからない、特に排泄についてはトイレを見たことないからわからないといわれるとその日の状況から判断するしか方法がなく現状の困りごとがあるのかないのか確認する事が難しいです。
- 状況の把握が難しい
- 体の動きなどは、実際に確認する必要があります。しかし、ご本人が緊張してしまったり、体調が悪かったりすると、普段通りの動きができないことがあります。
- また、トイレの介助のように、実際に行われていない介助については、状況を把握するのが難しいことがあります。
- ご本人とご家族の認識のずれ
- ご本人は「まだ自分でできる」と思っていても、ご家族は「もっと介助が必要」と思っているなど、認識がずれていることがあります。このズレについては事実から判断するので調査員の腕の見せ所となります。調査員の質問を答えていきましょう!
- 例として、トイレは本人が大丈夫です、全く失敗もないと答えたうえで、家族もトイレの状況を何にも把握していないとすると、大丈夫と思いますと返答しても、調査員には困りごとがわかりません。家族から聞き取った事しかわからないので調査員から聞かれる事をきちんと答えられるように家族が調査に立ち会うのであれば事前に確認しておきましょう。
困りごとを正しく伝えるためのポイント
- 事前に困っていることを整理しておきましょう
- 日常生活で困っていること、介助が必要なことなどを、具体的にメモしておくと、調査員に伝えやすくなります。
- ご家族も一緒に立ち会いましょう
- ご本人がうまく答えられない場合や、ご家族しか知らない情報もあるので、できるだけご家族も一緒に立ち会ってください。
- 調査員にはっきりと伝えましょう
- 遠慮せずに、困っていることや、介助が必要なことを、はっきりと伝えましょう。
- 日頃の状況を伝えましょう
- 調査時にうまく出来たとしても、日頃の状態を調査員に伝えましょう。
- 調査員に伝わりやすい伝え方
- いつから、どのくらいの頻度で、どのような事に困っているのか、数値にできるように定量的に具体的に伝えましょう。
- 調査項目を把握しておきましょう
- 調査項目は以下となります。
- 麻痺や拘縮など、体の動き
- 寝起きや立ち上がり、歩行などの移動
- 食事や排泄、入浴などの日常生活
- 意思疎通や認知機能
- 特別な医療行為の有無
- 精神状態
- 日常生活の自立度
- 過去14日間に受けた医療
- 特別な医療
- 上記以外で、日常生活を送る上で困っていること
- 調査項目は以下となります。
まとめ
介護認定調査は、ご本人が適切な介護保険サービスを利用するために、とても大切な調査です。調査員に困りごとを正しく伝えるために、事前にしっかりと準備をして、調査に臨みましょう
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