ケアマネジャーとは長い付き合いになる
介護保険を使って介護サービスを受けようと思うと必ずケアマネジャーに媒介してもらいサービスを受けることになります。在宅で過ごす場合には担当ケアマネとずっと一緒に最後まで迎えることになるケースが殆どです。
15年とか長い場合には相談を行う事になります。
しっかりとケアマネを選ぶことが重要です。
因みに現時点(2024年11月時点では)ケアプランの利用者負担は無いので無料で利用できるサービスではありますが実際に公費は10,000円ほど掛かっているのですけれどもね
ケアマネを選ぶ際の2つの視点
介護保険サービスを利用するにあたって、ケアマネジャーの選択は非常に重要です。なぜなら、ケアマネジャーは、利用者の状態や希望を聞き取り、最適なサービス計画(ケアプラン)を作成し、サービス事業所との連携を図るなど、介護生活を総合的にサポートする役割を担っているからです。
ケアマネジャーを選ぶ際、どのような点に注目すれば良いのでしょうか?
本記事では、ケアマネジャーを選ぶ際に特に重要な2つの視点、「所属する法人の特徴」と「元職の経験」について、詳しく解説していきます。
ケアマネの所属法人①と元職②で探る、あなたにぴったりのケアマネジャー像
①:ケアマネジャーのミッションを探る
所属する法人の特徴はどんな建付けになっているのでしょうか?
そもそもケアマネジャーは専門職として公平中立の立場で存在しています。
これは高い倫理観を求められる重要な役割だからと言えます。
しかし一方でケアマネジャーは、個人の資格を持つ専門家ではありますが、同時に、ある組織の一員として働いています。ケアマネジャーが所属する法人の特徴は、そのケアマネジャーの働き方や提供できるサービスに大きく影響を与えるため、見逃せないポイントです。
法人によって異なるミッション
同じケアマネジャーという仕事でも、所属する法人によってそのミッションは異なります。例えば、
- 医療機関が運営する法人: 医療との連携を重視し、医療的なケアが必要な利用者に対して、よりきめ細やかなサービスを提供できる可能性があります。病院がもともと経営を行っている場合が殆どです。病院との連携が取りやすく医療ニーズが高い場合にはこういった法人が運営しエイル居宅介護支援事業所とお付き合いする事も選択肢の一つとなります。
- 介護施設が運営する法人: 介護施設への入所を検討している利用者に対して、施設選びや入所後の生活に関するアドバイスを積極的に行う可能性があります。主には社会福祉法人か民間法人が運営している状況です。ちあみに社会福祉法人のオーナーは地主である場合が多いです。地主は社会福祉法人の施設を持っている場合固定資産税の対象にはならない為、良く社会福祉施設を運営している事があります。また民間企業が運営しているパターンもありますが、建物の所有と内部のオペレーションを別にしているパターンが多いです。こういった場合は付属のサービスの何を運営しているか?よく確認していくと良いです。デイサービスといわれる通所介護を行っているパターンが多く、その他ヘルパーさん派遣なども行われるケースが多いです。
- 地域包括支援センター: 地域の様々な資源を活用し、包括的な支援を提供することを目指しています。この地域包括支援センターは居宅介護支援事業所の上位に位置しています。居宅介護支援事業所を監督する役割を担っており、相談を居宅に依頼する役割となっています。当然自組織に居宅介護支援事業所を持っているケースが殆どですが、同僚でありながら立場が異なる為同法人内だと結構中悪くしています。内緒の話ですけれどもね。。。
法人のサービス内容で選ぶ
法人が提供しているサービス内容も、ケアマネジャーの選び方の重要な要素です。例えば、
- 訪問介護サービス: 自宅での生活を支援したい場合は、訪問介護サービスを提供している法人が運営する事業所を選ぶと良いでしょう。
- デイサービス: 日中の活動の場を確保したい場合は、デイサービスを提供している法人が運営する事業所を選ぶと良いでしょう。
- ショートステイ: 短期的な入所が必要な場合は、ショートステイを提供している法人が運営する事業所を選ぶと良いでしょう。
法人の規模や歴史も参考に
法人の規模や歴史も、ケアマネジャーの選び方の参考になります。大規模な法人は、多様なサービスを提供できる可能性がありますが、小規模な法人は、よりきめ細やかなサービスを提供できる可能性があります。また、歴史が長い法人は、ノウハウが蓄積されており、安定したサービスが期待できる可能性があります。
2元職の経験で探す:専門性の高いケアマネジャーを見つける
ケアマネジャーになるためには、介護の現場で5年間の実務経験を積むことが義務付けられています。しかし、その5年間の経験は、人それぞれ異なります。看護師、介護福祉士、社会福祉士など、様々な職種からケアマネジャーになる人がいます。
元職の経験が知識に
元職の経験は、ケアマネジャーの知識やスキルに大きく影響します。例えば、
- 看護師: 医療的な知識が豊富で、病気や障害を抱えている利用者に対して、適切なケアを提供できる可能性があります。
- 介護福祉士: 身体介護や生活援助の経験が豊富で、日常生活のサポートを必要とする利用者に対して、きめ細やかな支援を提供できる可能性があります。
- 社会福祉士: 福祉制度や地域資源に関する知識が豊富で、様々な問題を抱えている利用者に対して、包括的な支援を提供できる可能性があります。
- その他:歯科衛生士や理学療法士、福祉用具専門相談員もケアマネ資格を受験できた事が以前はありました
本人や家族の状態に合わせて
ご自身の状態や家族の状態に合わせて、必要な知識やスキルを持つケアマネジャーを選ぶことが大切です。例えば、認知症の家族を介護している場合は、認知症ケアの経験が豊富なケアマネジャーを選ぶと良いでしょう。
長い付き合いだからこそ、人間性も重要
ケアマネジャーは、利用者や家族と長期間にわたって関わる存在です。そのため、信頼関係を築くことができる人間性が非常に重要です。
- 話をよく聞いてくれる: 利用者や家族の話をじっくりと聞き、共感してくれるケアマネジャーは、信頼関係を築きやすいでしょう。
- 分かりやすく説明してくれる: 専門用語を使わずに、分かりやすく説明してくれるケアマネジャーは、安心して相談することができます。
- 誠実で真摯な対応: 誠実で真摯な対応をしてくれるケアマネジャーは、安心して任せられるでしょう。
まとめ
ケアマネジャーを選ぶ際には、所属する法人の特徴と元職の経験という2つの視点から検討することが大切です。
- 所属する法人の特徴: 法人のミッションやサービス内容、規模などを比較検討し、ご自身のニーズに合った法人を選びましょう。
- 元職の経験: 元職の経験によって、ケアマネジャーの知識やスキルは異なります。ご自身の状態や家族の状態に合わせて、必要な知識やスキルを持つケアマネジャーを選びましょう。
- 人間性: 長い付き合いになるため、信頼関係を築ける人間性も重要な要素です。
ケアマネジャーは、介護生活をサポートする上で、非常に重要な存在です。慎重に選び、信頼できるケアマネジャーを見つけましょう。
その他、ケアマネジャーを選ぶ際のポイント】
- 口コミや評判を聞く: 周りの人に相談したり、インターネットで口コミを検索したりして、情報を集めましょう。
- 複数の事業所を比較検討する: 複数の事業所に見学に行き、実際に話を聞いてみましょう。
- 直感も大切: 実際に会って話をすることで、何となく合う合わないという感覚が掴めることがあります。
【ケアマネジャーを探す方法】
- 地域包括支援センター: 地域包括支援センターは、介護に関する相談窓口として、ケアマネジャーの紹介を行っています。
- 市区町村の介護保険窓口: 市区町村の介護保険窓口でも、ケアマネジャーの紹介を行っています。
- インターネット: インターネットには、ケアマネジャーを紹介しているサイトがたくさんあります。
【まとめ】
ケアマネジャー選びは、介護生活を円滑に進める上で非常に重要なことです。この記事が、皆さんのケアマネジャー選びの参考になれば幸いです。
【注意点】
- この記事は、あくまでも一般的な情報であり、個々の状況に合わせて、専門家にご相談ください。
- 記事の内容は、随時更新されることがあります。
【免責事項】
この情報は、一般的な情報提供を目的としており、個々の状況に応じたアドバイスではありません。この情報に基づいて行われた行動の結果については、一切の責任を負いかねます。
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