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【1999年 夏 沖縄】新幹線で不意に涙がこぼれた理由|音楽が呼び覚ます純粋な記憶

健康

1. 節目には、いつもミスチルの歌があった

私は昔から、Mr.Childrenが大好きです。

毎日欠かさず聴くわけではありません。でも、人生の大きな転換点、壁にぶつかった時、あるいは新しい道へ踏み出す時。私の傍らには、いつも彼らの音楽がありました。

介護認定調査で複雑な人間模様に触れた日も、行政書士や宅建士の試験勉強に明け暮れた夜も、住環境整備の現場で「誰かの人生」をより良くしようと知恵を絞る時も。

音楽は、言葉にならない感情の受け皿になってくれます。

2. 26年前の自分と、今の自分が出会う瞬間

先々週、出張帰りの新幹線でのことです。

ふと選んだ曲は、『1999年 夏 沖縄』

イントロが流れた瞬間、胸の奥がギュッとなる感覚に襲われました。私が大学を卒業したのは2000年。1999年は、まさに青春の終わりと社会への入り口が交差していた、あの「淡い夏」の真っ只中でした。

あの頃の自分は、今よりもずっと荒削りで、世の中の仕組みも知らず、ただがむしゃらでした。けれど、今の自分よりもずっと「純粋」だったような気がしてならないのです。

当時の不安: 何者かになれるのかという焦燥感

当時の輝き: 根拠のない自信と、無限に広がる時間

新幹線の座席で、26年前の自分と対話しているような、不思議な感覚。気づけば、頬を涙が伝っていました。

3. 「音楽」という名のタイムマシン

なぜ、私たちは音楽で涙を流すのでしょうか。

それは、メロディが脳の記憶の扉を、理屈を飛び越えてこじ開けるからです。

福祉の現場で「回想法」という手法があります。昔聴いた歌を歌うことで、認知症の方の表情がパッと明るくなり、当時の記憶を鮮明に語り出すことがあります。音楽には、時間の流れを逆行させる力、そして凍りついた心を溶かす力があるのです。

住環境コーディネーターとしてリフォームの提案をする際も、私は「その人が大切にしてきた思い出」をどう残すかを考えます。形ある家は修繕が必要ですが、心の中にある「あの夏の記憶」は、音楽ひとつでいつでも修復され、輝きを取り戻します。

4. 普遍的なテーマ:変わりゆく時代と、変わらない心

1999年から2026年へ。

時代はIT化が進み、介護の仕組みも、法律も、街の景色も大きく変わりました。私自身も、多くの資格を手にし、経験を積み、あの頃よりはずいぶん「器用」に生きられるようになりました。

けれど、音楽を聴いて揺さぶられる「孤独」や「希望」、そして「人を想う気持ち」は、いつの時代も、何歳になっても変わりません。

「純粋であること」を忘れてしまいそうな忙しい毎日だからこそ、時には立ち止まり、あの一曲に身を委ねる時間が必要です。

音楽は、私たちが「ただの自分」に戻るための、一番身近な聖域なのかもしれません。

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