PR

【認定調査員が見ていること】さいたま猫の目が見抜く「一日の流れ・外出・気持ち」が、最高のケアプランへの第一歩になる理由

健康

こんにちは!「さいたま猫」です。

今日も行政書士のバッジを胸に、社会福祉士の視点を持ち、宅建士の嗅覚で住まいを整える……そんなフル装備で介護認定調査の現場を駆け回っております。

認定調査。それは、介護保険サービスの「入り口」を決める極めて重要なプロセスです。多くのご家族やご本人が「何を話せばいいのか」「どう見られるのか」と緊張して私を待ってくださいます。

しかし、私の調査スタイルはちょっと独特かもしれません。

私は、認定調査票にある項目を上から順に読み上げるようなことはしません。私が最も時間をかけ、全神経を集中させてヒアリングするのは、たった3つのポイントです。

1. 一日の流れ

2. 外出頻度

3. 気持ちの変化

なぜ、専門職としてこれほど多くの資格を持つ私が、この3点にこだわるのか。

今日はその「猫の目」が見ている真実について、たっぷりとお話しします。

1. 「一日の流れ」の中に、生活のすべてが隠されている

調査の冒頭、私はよくこう尋ねます。「朝、目が覚めてから夜眠るまで、どんなふうに過ごされていますか?」と。

実は、この**「一日の流れ」を伺うだけで、調査項目の概ねすべてを確認できてしまう**からです。

例えば、「朝起きて、顔を洗って、着替えます」という一言。

ここには、

• 自力で起き上がれるか(寝返り・起き上がり)

• 洗面所まで歩いていけるか(歩行・移動)

• ボタンを留めたり袖を通したりできるか(着替え)

• 蛇口をひねり、顔を拭けるか(清潔保持)

といった、動作の確認が凝縮されています。

「お昼は自分で用意して食べます」と言われれば、調理という複雑な工程や、嚥下(飲み込み)、食事摂取の動作、さらには片付けの能力まで見えてきます。

教科書通りの質問攻めにするのではなく、ご本人の「生活の物語」を聞くことで、不自然な「作り込まれた動作」ではない、ありのままの日常の地続きにある能力をすくい上げることができるのです。私はそのお話を聞きながら、そっと体の動き(立ち上がりや歩行のバランス)を観察しています。これこそが、数字だけでは測れない「生きる力」の確認なんです。

2. 「外出頻度」から見える、その人の「尊厳」と「社会」

次に私が深掘りするのは「外出頻度」です。

単に「外に出る回数」を数えているわけではありません。そこから**本人の趣味、意向、通院状況、そして「誰と関わっているか」**という社会的な繋がりを浮かび上がらせるためです。

• 「週に一度はスーパーへ行くのが楽しみ」

• 「月一回の通院は、親戚が車で送ってくれる」

• 「昔は庭いじりが好きだったけれど、今は窓から眺めるだけ」

これらの情報は、認定の「ランク」を決めるためだけのものではありません。

私が宅建士や住環境コーディネーターとして「手すり一本」を提案する際も、この情報が不可欠なのです。「スーパーに行きたいなら、玄関の段差をこう解消しよう」「庭に出たいなら、ウッドデッキを工夫しよう」という、目的のあるリフォームに繋がるからです。

外出は、その人が社会と繋がる「窓」です。その窓がどれくらい開いているかを知ることで、その人の「こうありたい」という真のニーズが見えてきます。

3. 「気持ちの変化」——再確認が生む「納得感」

最後に、そして最も大切にしているのが「気持ちの変化」のヒアリングです。

これは、私が調査の過程で聞き取り、感じ取った「ご本人の核心」を、ご本人に再確認する場でもあります。

「今日はお体のことをたくさん伺いましたが、以前に比べて『これはしんどくなったな』と感じることはありますか?」

「今の生活で、一番大切にしたいことは何ですか?」

調査員として客観的な事実を集める一方で、私は社会福祉士・行政書士として「ご本人の権利」を守る立場でもあります。

調査の結果、たとえ重い介護度がついたとしても、ご本人が「自分はまだ頑張れると思っている」のか、「やっと助けてもらえるとホッとしている」のかでは、その後のケアの質が全く変わってしまいます。

私が感じた「言葉にならない不安」や「プライド」を言葉にしてお伝えし、「そうなんです、実は……」と本音が漏れた瞬間。その時初めて、「認定調査」は単なる事務作業から、「その人の人生を支える対話」へと変わります。

普遍的なテーマ:制度が変わっても変わらない「個の尊重」

今、後見人制度の民法改正や、介護保険の改正など、私たちの周りのルールは目まぐるしく変わっています。冒頭でお伝えした通り、2025年には5人に1人が認知症になり、2050年には独居高齢者が激増する未来が待っています。

しかし、どんなに法律や数字が変わっても、変わらない普遍的なテーマがあります。

それは、**「人は最後まで、自分の人生の主人公でありたい」**と願うことです。

私が「一日の流れ」「外出」「気持ち」にこだわるのは、調査票を埋めるためではありません。その人の人生の主人公としての輝きが、どこにあるのかを探したいからです。

もしあなたが、あるいはあなたのご家族が認定調査を受ける日が来たら、どうか構えないでください。ただ、あなたの「今日という一日」を、私たちに教えてください。その何気ないお話の中に、未来を支える大切なヒントが詰まっているのですから。

このブログのイラスト:安心の未来を描

コメント